2012年12月9日日曜日

Sociolinguistics Symposium 19 で研究発表

これまでの研究成果をSociolinguistics Symposium 19で発表しました。

日時:2012年8月23日(於:ドイツ ベルリン自由大学)
タイトル:Language Behaviors of Japanese Native Speakers in Non-English-Speaking Cities
概要は以下のとおりです。


会場のベルリン自由大学


発表する岩本綾


懇談会で山下さん、古川さん、フェアブラザーさんと

2012年5月28日月曜日

「海外に在住する日本人の言語行動調査」ご協力のお願い

海外在住日本人の言語行動を探るアンケート調査票が完成しました!

今回は主に以下の都市を中心に調査を行います。
・上海
・ソウル(近郊含む)
・デュッセルドルフ、ベルリン
・マドリッド

下記URLからアクセスしてアンケートにご協力くださいますようお願いいたします。
https://qooker.jp/Q/ja/QuestionnaireMar2012/QMar2012/

この調査では次のようなことを明らかにしたいと考えています。
「海外在住の日本人は、日本語、現地語、英語などを使ってどんなコミュニケーション行動をとっているの?」
「言語能力はどのくらい?」
「グローバル社会で活き活きと仕事をするために必要な能力って何?」
「外国語学習履歴と言語使用に関係はある?」
「子どもに英語や現地語の能力って必要?」
「海外に住むとき、周囲からどのようなサポートを受けているの?」

連絡先をいただいたご協力者の方には、本アンケートの結果および
プロジェクトの最終報告書をご案内いたします。

ご協力どうぞよろしくお願いいたします。

プロジェクトメンバー 一同

2012年3月13日火曜日

海外での言語行動調査

私たちのプロジェクトでは、海外に住む日本語母語話者の言語行動を把握するため、
2012年度初旬にアンケート調査を予定しています。

調査予定の都市は、ソウル(韓国)、上海(中国)、マドリッド(スペイン)、
デュッセルドルフ(ドイツ)、ベルリン(ドイツ)です。
日本では外国語といえば英語の重要性が強調されますが、
実際に海外、特に非英語圏の国に住んだ場合には、少なくとも
日本語と現地語、(場合によっては英語)、に囲まれて生活することになります。
これらの言語をどのように使い分けているのか、
それは滞在目的によって異なるのか、
言語学習経験と実際の言語使用にどのような関係があるのか、
異文化間能力や個人要因とも関係があるのか、
そのようなことを明らかにできればと思っています。

外国語教育は社会における実際のコミュニケーション活動に基づくべきだとされています。
海外における日本語母語話者の実際の言語行動を解明することを通じて、
日本における外国語教育政策の見直しや、
企業等の多言語化戦略などに貢献できればと考えています。

2−3月は、現地でご協力いただける方々へのヒアリング調査を行っています。
複数の都市で調査を行うのも本プロジェクトの特徴。
背景はさまざまですが、都市間比較をするのも面白そうです。

また改めて結果をご報告できればと思います。


2012年3月2日金曜日

2012/01/27 木村護郎クリストフ氏 講演会

2012年1月27日に下記講演会を開催しました。


講師: 木村護郎クリストフ氏(上智大学外国語学部)
演題: 「言語政策としての言語行動—言語選択研究の展望と課題」
会場: 上智大学四ッ谷キャンパス2号館 6階615会議室


概要: 
言語政策と言語行動(態度)は、従来、別個に研究されることが多かった。しかし
近年、ミクロな言語政策への関心が高まっており、政策研究からの言語行動へのアプ
ローチがみられる。このことは言語行動の研究にとって何を意味するのだろうか。本
報告では、包括的な枠組みとして先駆的な「言語管理の理論」をはじめ、近年の理論
的提言を批判的に検討し、今後の展開を考えてみたい。言語選択の要因や過程のみな
らず、その帰結、すなわちある選択が何をもたらすのかにもいっそう注目していくこ
となどが今後の課題としてうかびあがるだろう。

2011/10/29 福田牧子氏 講演会

2011年10月29日に下記の講演会を行いました。

講師: 福田牧子氏(バルセロナ自治大学翻訳通訳学部東アジア研究科講師)
演題: 「カタルーニャ在住日本人の社会言語的実態」
場所: 慶應義塾大学三田キャンパス

概要:

2011/10/06 ネクヴァピル氏 講演会

2011年10月6日 上智大学国際言語情報研究所と慶應義塾大学共同研究「海外主要都市における日本語人の言語行動プロジェクト」との共催でJiri Nekvapil氏(プラハ・カレル大学言語学科)による講演会を開催しました。

講演タイトル【ヨーロッパの企業における多言語使用】
18:00-18:15 Hirataka Fumiya
"Brief sketch of the project‘language behavior of Japanese living overseas'"
18:15-19:30 Jiri Nekvapil
"Language Use in Multilingual Companies in Europe"

概要
ひとつの企業内で複数の言語が使用されている「多言語企業」について、欧州ではこれまでに二つの調査(ELAN, PIMLICO)が行われている。本講演はまず、それらの調査からは見えてこない言語行動の側面があることを指摘する。そのうえで、発表者が言語管理理論に依りながら実施してきた、チェコ共和国のドイツ系企業における調査、およびに同国内の韓国系企業における現在進行中の調査について報告し、過去の二つの調査との比較検討を試みる。




プロジェクトメンバー

「海外主要都市における日本語人の言語行動」プロジェクトは、
さまざまな分野・立場のメンバーによる共同研究プロジェクトです。


代表:   
平高史也(慶應義塾大学総合政策学部)
http://vu9.sfc.keio.ac.jp/faculty_profile/cgi/f_profile.cgi?id=32a01f0bf6267834

メンバー: 
岩本(安井)綾 :慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程


王雪萍:東京大学教養学部
http://www.wang-xueping.com/


木村護郎クリストフ:上智大学外国語学科
http://www.info.sophia.ac.jp/international_relations/faculty/prof_kimura.html


島田徳子:武蔵野大学グローバルコミュニケーション学部


福田(石司)えり:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員(訪問)


福田牧子:バルセロナ自治大学翻訳通訳学部


古谷知之:慶應大学総合政策学部

このプロジェクトに関するお問い合わせは、共同研究プロジェクト事務局まで
よろしくお願いします。
gengo.shiyou★gmail.com (★を@に変えてください)